ある時、働いている自分に不安になることがあります。
今のスキルのままじゃ、自分はダメだ。認めてもらえない、活躍できない、ついていけない、もっとやらないきゃ、能力を身に着けなきゃ。
焦れば焦るほど、何をすれば良いか分からず、時間ばかりが過ぎていき、さらに焦り、自己嫌悪に陥っていきます。
そんなツライ思いをしている方へ、ヒントとなれば良いなと思う記事を書きました。
結論
実は、あなたの今のスキルで活躍できるので、焦る必要はありません。
でもそれは、「新しいスキルを身に付ける必要がない」と言っているわけではありません。
その根拠
あなたが活躍する環境(職場)は、今持っているスキルが活かせる場にしかありません。(当たり前だけど)
その環境で自分のスキルを使い続けてみて、それが通用しなかった時に初めて、その環境で通用するための新たなスキルを求めて動けば良いのです。
闇雲にさまざまなスキルを求めて、その環境に適さないスキルを手にしても、持ち腐った宝にしてしまうだけです。
私がそうしてしまいそうだったから。
焦りと不安の事例
マネージャーになった時、マネジメントについて何も知らず、こんな自分がマネージャーになって、きちんと使命を全うできるんだろうか、と不安になりました。
焦っていた私は、何か新たなスキルを身に付けなければ!と、スキル探しに奔走しました。
・心理学
・コーチング
・マーケティング
・会計
・経営
・哲学
などなど、調べれば調べるほど、自分には何のスキルも身についていないことを思い知らされ、自己嫌悪に陥り、自己肯定感が下がっていきます。
すべてのスキルが必要だと信じ込み、講座やセミナーを探しますが、講座内容を見るとどうしてもピンとこないし、タイミングや受講費との兼ね合いで、歩を進めることができませんでした。
そうこうしている内に、マネージャーとしての業務が始まり、何もできていない自分にさらに焦りが増していきます。
見よう見まねでマネジメント業務をこなしていきますが、空回りをすることがほとんどでした。
でも、私には唯一、他の人よりできると自負していることがありました。
それは、「聴く力」。
部下の話を、真摯に、最後まで、否定せずに聴いていました。部下がこの話で求めていることは何だろうか?と顔色や声色、その雰囲気にアンテナを張って聴き、その求めていることに応えようと邁進していました。
できることを続けていたある日私は、自分に今いちばん足りないものに気づきます。
「リーダーとしての決断力」です。
私は、ステップアップするための環境で必要なスキルが何であるかを、見つけました。会計や経営を学んだとしても、そのスキルはすぐには活用できなかったでしょう。
もちろん、余力があれば学びを広げたり深めたりすることは、自分の実になりますが、「今の自分に必要なスキルが何か?」が見えていないなかで、手を広げることは危険です。
目的に合った手段を、見極める
どうなりたいのか(目的)。
そしてそうなるために、何が必要なのか(手段)。
今のスキルで良いんです。今のスキルで活躍してください。
それまでは、活躍しつづけてみてください。(←つづけることが大事!)
あなたは焦らなくても大丈夫です。今のスキルを活用しつづけていれば、新しいスキルを手に入れるべきタイミングがやってきます。
そのタイミングだけは見落とさないでくださいね。
とは言っても、そんなスキル持ってないよ!という方へ
突破口を見つける記事を書きました。明日11月21日に公開します。
ぜひ、ご覧ください。