キャリアコンサルタントの管轄は厚生労働省だからと、失業率などの労働に関する統計データも厚生労働省だと勝手に勘違いしていました。データ元は総務省でした。
※データ引用元:https://www.stat.go.jp/data/roudou/definit.html
労働人口関連には、さまざまな指標がありその概念が少しややこしいとかんじていましたので、総務省のページを参考に絵にしました。
■完全失業率
計算式:完全失業者 / 労働力人口 × 100
計算例:完全失業者3人 労働力人口100人 ⇒ 3%
※ちなみに3%という数字は、2020年9月の失業率です。
■完全失業者数
次の条件を満たすもの(すべてを満たすとは書いていないが、おそらくいずれかを満たすと考えられる)
- 仕事がなくて調査週間中に少しも仕事をしなかった(就業者ではない)。
- 仕事があればすぐ就くことができる。
- 調査週間中に、仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた(過去の求職活動の結果を待っている場合を含む)。
調査期間中に、
仕事ができる状態にあるにも関わらず仕事を少しもしてない/できないか、就活中の人、ということ。
ただし、次の人を除く:非労働力人口(通学・家事・高齢者など)
この「など」の中には、やむを得ず働くことができない方方も含まれるのだろうと考えます。
このあたりから、理解が追い付かなくなってきます。
よって、絵にしました

そして、完全失業率というのが、下図の矢印の部分です。
2020年9月は、この完全失業率が3%ということです。実数だと210万人。
注意:母数は「労働力人口」です。非労働力人口は含みません。

ちなみに総務省による完全失業率の推移

※引用元 https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
赤枠は完全にコロナの影響であり、その影響度合いのすさまじさが分かります。
<補足>
上記引用元資料によると、労働力人口と非労働力人口の割合は、
労働力人口6,689万人 : 非労働力人口4,179万人
6 : 4
この数字、まもなく5:5になるでしょう。