中学生向けにキャリア教育の講義を実施しました。
時間は2コマ分100分です。
職業を自分たちで調べることは以前から実施していたということなので、ちょっと視点を変えて「職業」を考えてみる講義にしてみました。
【自分のことを考える難しさ】
若手の方の研修をさせていただく中で、「自分で考える」機会に触れていなかったのかを感じることが多く、これは社会人になってから、というよりも学生のころから、むしろ日ごろから「自分で考える」ことが必要なんだ、と思っていた矢先のこのお話でした。
中学生が果たしてどれくらい「自分で考える」ことができるのか、ドラえもんの5人のキャラクターを通してワークをすることにしました。
ドラえもんの5人のキャラクターになりきり、それぞれが好きなこと、できること、やりたいことを見つけ、それを好きな職業につなげてみる。つまり、勝手にキャラクターの職業を決めるという演習です。
これまでに存在していない新たな職業を作ってもよいし、過去に存在していた職業でも良い、という幅を広げて、「自由」に考えてもらう場にしました。
これを自分ごとに変えたとたんに、難しくなってしまったそうです。
キャリア教育は自分ごとに捉えるところから始めます。
自分のことを考える、ということがどれだけ難しいか、が体験できたようです。
【自由に考える難しさ】
2つ目のワークは、身近にあるものがどのようにして、自分の手元までくるのかを考えながら、そこに関わっているさまざまな職業の人達を見つけながら自分と他者との関わりを書き出す「自分関わりMAP」の作成です。
朝起きてから学校にくるまでに目に入るもの、手に触れるものをすべて書き出すところから始まります。
目に入るもの、手にするものは何でも自由に書きだして良いと伝えますが、この「自由」がまた曲者で、なかなか多くを書き出すことが難しかったようです。
普段意識していないものに意識を向ける練習。
そして、それらにはどんな人が関わっているのかを考える練習。
知らなくて当たり前なのに、生徒たちは懸命に考えながら書き出していました。
キャリア教育という言葉ですら、ようやく聞き慣れてきたところですからね。知らないことにも積極的に取り組む姿がすがすがしくさえあります。
最後は記念写真を撮って、終了です。(この時だけマスクを外しました)
卒業までの「宣言」も書いたので、未来への活動のきっかけになってくれると良いなと思いながら中学校を後にしました。
※全員マスクをつけ、換気をし、対策をとりながらの授業を受けています※
社名
所在地
TEL/FAX
設立
代表取締役
株式会社シールズ
〒108-0022 東京都港区海岸3-19-2
マリンシティダイヤモンドパレス716号室
03-3454-4339
2007年3月
澤田玲奈
事業内容
・人財開発コンサルティング事業
・不動産コンサルティング事業
・クラウドソリューション開発事業